多くの人が覚えのある習慣から生まれたゲームの話
WikiRacing は、ごくありふれた気づきから始まりました。Wikipedia でリンクからリンクへ辿っていき、一時間後には出発点とまるで関係のない記事にいた。そんな経験は、ほとんどの人にあるはずです。百科事典を本当に読む人なら、あの「沼にはまる」感覚を知っています。その偶然の漂流を、そのままゲームにしてしまおうというのが発想でした。出発点と目的地、そしてストップウォッチを用意し、誰が最短経路を見つけるかを競う。
着想そのものは新しくありません。Wikispeedia(大学の研究プロジェクト)や The Wiki Game は何年も前から存在します。私が足したかったのは、気軽な一人用ゲームに欠けていたものです。リアルタイムの対戦、競技性のある ELO レーティング、段階的に進む 300 段階のキャンペーン、全プレイヤー共通のデイリーチャレンジ、そして 19 言語への対応。最後の一点は、遊ぶ人それぞれの Wikipedia 版に忠実であるためです。
WikiRacing は Wikipedia の公開 API から直接取得し、実際の記事内容をそのまま表示します。複製も保存もしていません。クリックしたその瞬間に、各ページが Wikipedia から生で読み込まれます。ゲームはすべてブラウザー内で動き、インストールは不要です。ウェブアプリ(PWA)として導入することもでき、iOS と Android のネイティブアプリもあります。
私ひとりです。名前は Chris といい、WikiRacing の開発も運用も自分で行っています。スタジオもなければ、外部資金も、チームもありません。ゲームは無料のままで、アカウントも必須にしていません。更新(新モード、新言語、修正)は継続的に出しています。今後の方向性の大半は、実のところ最初の日に立てた壮大な計画からではなく、ゲーム内のボタンやメールで寄せられる報告から生まれています。
私です。WikiRacing ブログの記事はすべて自分で書いており、その多くはサイトを実際に運用する中から生まれています。ELO の仕組みを説明した記事は自分が実装した計算そのものを書いたものですし、Wikipedia 各版を記事数順に並べた記事は、対応言語を選ぶ作業から生まれました。最も多く遊ばれた経路を分析した記事は、ゲーム自身のデータベースから取り出した実数に基づいています。自分で計測していない事柄を扱うときは、その旨を明記して出典を示します。
質問、提案、不具合の報告はこちらへ。chabnco@gmail.com に直接どうぞ。よくある内容はサポートのページにまとめてあります。